さっそくですが、「白ポスト」って聞いたことありますか?
先日の連休で実家の方に帰っていた時、駅で待ち合わせをしていました。そこで、ふと「白ポスト」っていう文字が目に止まる。
最初は特に気にしていなかったのが、なぜか気になった。白ポストってなんだ?なんであんな場所に設置してあるんだ?そもそも白ポストのくせに色が白じゃないし。。。
これがその白ポスト。近づいてよく見ると下に小さな文字で説明書きが書いてあった。
書いてある文字は:
青少年にみせたくない雑誌・DVD などは家庭に持ち込まないで、このポストに入れてください。
つまり、エロ本を入れる箱ってこと!?
昔からここはよく通ったけど、こんなのがあったなんて初めて知りました。
歴史があった
気になったので調べてみると、ちゃんと市が提供しているものでした。(芦屋市/事業案内) Wiki もありました。(白ポスト - Wikipedia)
書いてある内容を簡単にまとめると
- 1960 年頃にドラム缶を白く塗って、有害図書を入れるために設置されたのが始まり。
- 有害図書とはエロ関連だけではなく、麻薬や暴力など、子供に見せたくない内容のメディアのこと。
- 子供が見て真似をすると問題になるので、持ち帰らずに捨てましょう。という目的の箱
- ゴミが入れられたり、壊して中身を持ち出されたり (= 宝物とし扱われたり) した。最近ではインターネットが普及したこともあり、数が減っている。
- 場所によっては結構な頻度 (毎週とか) でちゃんと回収している。
ちなみに、僕が見た白ポストは平成22年3月18日にステンレス製になったとのこと。
統一性がなくて見つけにくい!!
白ポストはいろんな場所にあるみたいですが、統一性が全くありません。
- 色:
白ポストだからと言って、白色の箱だとは限りません。今回僕が見つけたのはステンレス。むしろ銀ポスト。 - 呼び方:
地域によって「白ポスト」、「ヤギの箱」、「グリーンポスト」など呼び方も違う。(グリーンポストって・・もはや色すら違う。。) - 形:
四角だったり、円形だったり、いろんな形があります。 - 設置場所
僕が見つけたのは駅近でしたが、そうとも限らない。
日本各地、まだそれなりに残っているみたいですが、僕が見たのは正直見つけにくかったです。子供の目から離すことが目的なので、ある程度は納得できます。でも、ここまで統一性がなくなるともはや見つけたくても見つからない。
意識していないと気付かないかもしれませんが、私みたいに意外と毎日通っていた道にあるかも知れません。
あなたはこの宝箱白ポストを見つけることができますか?