外国人の友人が初めて日本に来たときに口をそろえて驚いたということがあります。我々日本人にとっては当たり前の事でも、世界的に見ると実はすごく特殊なこともあります。
今回は外国人を日本に招待したときに、彼らが感じる点をまとめました。
外国人観光客が日本に来て驚くこと(有名どころ)
「外国人が驚く日本」ってたまに話題に上がっているのを見かけます。他の人が言っていることを繰り返し書いてもしょうがないので、有名どころはリスト形式でサクッと紹介しちゃいます。
- 行儀のよさ
日本人のマナーは世界的に見てもトップクラス。 - 店員のサービス品質の高さ
海外から来た人にとっては顧客満足度はすごく高い!日本人がこれに価値を感じなくなってしまったのが残念。これについては「お客様は神様?日本人と外国人の客対応の違い 」で紹介しています。 - 清潔・ゴミがない
インドアはもちろん、道端にもあまりゴミが転がっていません。 - 安全・治安が悪い場所がない
強盗や誘拐といった犯罪にあまり恐れず夜道を歩ける数少ない国の一つです。 - 交通機関が時間通りに来る
東京だと電車が分単位で来るのがびっくり。電車だけじゃなくてバスも時間通りに来るなんて、海外だとあり得ません。 - 自動販売機
自動販売機が壊されたり持っていかれたりする心配なくおける事自体がすごい。でも、お酒やたばこやアダルトグッズが買える事については賛否両論あります。 - 何を食べてるかわからないけどおいしい
海外にはない食べ物がいっぱいあります。とりあえず食べてみて、なんかおいしいけど、なんだこれ?ってのが結構あるみたいです。 - タクシーの自動ドア
これはみんな驚きますね。しかも自分が開けようとしたタイミングで自動的に開くので「うぉっ」ってなりやすいみたいです。皆「話では聞いていたけどやっぱりびっくりした」と笑いながら話してくれます。 - ウォッシュレット・暖かい便座
日本だと当たり前のトイレの便座も海外の多くの国には標準セットされていません。最近は「トイレを流すボタンがどれかわからない」という意見もよく聞きます。
一時期外国人がウォッシュレットを買って帰るって話題になりましたよね。以外と需要があるみたいですね。
さて、一般的なのはこれぐらいにして、ここからは個人的な経験から聞いた意見をあげていきます。
10. ベジタリアンにとってはかなり不便な国
日本語も話せない、日本の文化もしらない人にとって、一番難しいのがこれかもしれません。
最近は日本でもアレルギーの人が増えてきたのか、卵や乳製品など、使っている材料の注意書きをよく見るようになりましたが、日本人はベジタリアンという感覚がまったくありません。
聞いたことぐらいはあると思いますが、この人たちが何を食べれて何を食べれないのか全く知らない人がほとんどだと思います。
日本人の感覚で言うと「ちょっとぐらい食べちゃっても大丈夫じゃん」って思ってしまうかもしれませんが、この考え方ってすごく危険なんです。宗教的にベジタリアンな人にとっては、そんな軽いものではありません。
世界的に見ると、ベジタリアンは決して珍しいものではありません。そういった友人とごはんに行くとき、日本語を話せる僕でも行ける場所を探すのにすごく苦労します。まだまだこの観点での考慮は足りていないと感じます。
11. 席を取るのに携帯を使う
東京など、人口密度が高いところではカフェでオーダーする前に席をとります。この時、日本人はよく鞄や携帯を席においていきます。
携帯を置きっぱなしにするなんて海外ではありえません。パクってくださいって言っているようなものです。
日本がどれだけ治安がいいのかを表す感じですね。
12. 忘れ物が見つかる!?
日本では忘れ物がよく見つかります。僕も過去に財布を落としてしまい、がっかりしていると後日交番に届けられていたことがありました。しかも中身はすべて無事で。
海外だと多くの国ではまず見つかることはありません。物が盗られるのを恐れる国で、おいていった物が戻ってくるはずもありません。でも、日本ではこれが戻ってきます。
先ほどのカフェに携帯を置きっぱなしにしても大丈夫なのと同じように、すごい事だと思います。
13. マスクを着けてる人が多い
これは最近よく聞くようになったコメントですが、日本人はマスクを着けている人が多い。
病気を予防するためにつけているのかもしれませんが、むしろみんなが病人のように見える。日本ってバイオハザードが起きた国のようだと友人は笑っていました。
さらに、人によってはマスクに追加で、グラサンをかけて、帽子をかぶります。一体何をそんなに恐れているのでしょうか。。。
14. パチンコ
パチンコって海外にはありません。パチスロはカジノのスロットと似ていますが、少し違います。気になって入ってみたけど、うるさくて何をどうすればいいのかがわからないから出てきたという人もいました。
実際に連れて行ってみたりもしましたが、観光としていく場所ではないですね(笑)
15. ラブホテル
内向的な人が多くセックスレスの代表なのになぜか栄える日本の珍名所。海外だと motel とかはありますが、ラブホテルというのが名前からして注意を惹きます。しかも、いろんなテーマがあったり、デザイン的にも興味を持つ人は少なくないです。
一度僕の友人が興味本位で男 6 人で入ってみようとした時のことを報告してくれました。まず、入り方がわからない。スタッフを見つけて話しかけると、言葉は通じなかったけどなんか入ったらダメって言われたって言ってました。
おそらく 6 人で一部屋に入ってみようとしたんでしょうね。スタッフもびっくりしたと思います (笑)
16. 視線を感じる
これを聞いたときに、やっぱり日本って日本人以外の耐性があまりないんだなって思いました。特に男女で来ている場合は女性の方への視線が多いみたいです。
本人たちも嫌な思いをしているというよりは、珍しいものを見られている感じがすると言っています。
日本人男性の皆さま、ちらちら見るぐらいなら、何か困った事はありませんか?(Do you need any help?) って声をかけてあげて下さい!その方がちゃんと見れるし、歓迎されますよ!
17. 風呂屋さん
お風呂屋さんって海外にはあまりないので、行くと楽しんでくれます。温泉とかじゃなくてローカルのお風呂屋さんでも十分です。
ただし、これは国によって連れて行かない方がいい場合もあるのでご注意を。
18. 英語が通じない
やはり他の国と比べてダントツで英語が伝わらない国です。都会では英語の標識なども出ていますが、ちょっと田舎に行くとほぼありません。人も英語を話せません。
ただし、日本人は声をかけるとすごく協力的という意見もよく聞きます。英語がわからなくても頑張っても理解してくれようとする姿勢はすごく印象よく受け取られています。
19. コンビニ
日本のオアシス、コンビニです。
僕も海外留学中にコンビニのすばらしさを身をもって思い知らされました。
夜中の 1 時におなかがすいて、冷蔵庫を開けるても食べ物がない。こんな時、海外だと基本次の日まで我慢です。日本だとコンビニが 24 時間空いていて、しかも色んなものが常備されています。
海外のガソリンスタンドにあるパサパサなサンドイッチじゃなくて、おいしい食べ物があります。
改めて思うと、これってすごい事ですよね。
20. ハンコ文化
これは観光客というよりは日本に住みだして間もない外国人によく言われることです。サインじゃなくてハンコ文化なのが不思議でしょうがない。僕も個人的にはハンコよりサインが好きです。
実はこれ外国人にとっては日本の文化をいい感じに表していて、おみやげとして実際に作ってもらったことが何回かあります。海外だと自分の名前入りのハンコなんて作ることがないので結構喜ばれます。
以上、僕の周りの外国人が日本に来て驚く事 TOP 20 です。
「視線を感じる」とかはまさに日本人だと意識しないことです。外国人の立場になって日本を見てみると、別の角度が見えて面白いですね。