2016年11月更新
これまでは、このブログで以下の 2 つをおすすめしていましたが、その後販売された "AUKEY Bluetooth レシーバー" の方が実際に使ってみて優秀だったので、本記事を更新しました。
- Belkin ベルキン ブルートゥース トランスミッター
- Logicool ロジクール ブルートゥース ミュージック レシーバー
これから買う人には Belkin と Logicool より AUKEY (BR-C8) がおすすめです。
2017年6月更新
楽天でも "AUKEY Bluetooth レシーバー (BR-C8) " が販売されるようになったので更新。
2018年7月更新
最新製品を確認しましたが AUKEY (BR-C8) が今でも一番おすすめです。レビューも非常に高く、個人的にもまだ使っています。大変満足
2019年4月更新
BR-C1 の説明を追加。 AUKEY の BR-C1 が上位商品だと思って買ってしまいましたが、BR-C1 は車用ではありません。車で使うには BR-C8 の方が良い。今でもこれを使っています。
2021年1月更新
引き続き BR-C8 を推奨。他にも車載用として新しく出ているのがあるが、BR-C1 と同様内臓バッテリーが搭載されていて、車につなぎっぱなしにする場合には邪魔になるので引き続き BR-C8 を使い続けています。
皆さん普段音楽ってなにで聴いていますか?昔は mp3 プレーヤーや IPod 等を持っている人が多かったですが、最近ではほとんどの人が携帯に音楽を入れていたり、youtube で聴いていたりすると思います。僕も IPhone を使っています。
ドライブをするときって音楽って必須ですよね。そんなとき、車のカーナビが Bluetooth に対応しているとそのまま IPhone を接続できますが、今でも Bluetooth が接続できないカーナビが多く残っています。レンタカーとかだと特にそうですよね。
僕の車 (プリウス) のカーナビも Bluetooth 対応ではなかったので、今から紹介するBluetooth レシーバーを実際に使っています。ここ数年でいくつかのレシーバーを実際に購入して試しましたが、これが一番使いやすいです。
AUKEY Bluetooth レシーバー 車載用 BR-C8 |
実はこれより新しい商品 (AUKEY BR-C1 等) が発売されていていくつか試してみましたが、車で使うには車用に作られた BR-C8 がベストです。
簡単に説明すると内臓バッテリーがあると車のエンジンを切ってもつながりっぱなしになり、バッテリーが切れると (エンジンを切るといずれきれる) 再度充電されるまで使えなかったりとめんどくさいことになる。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
ここでおすすめしている BR-C8 のように内蔵バッテリーなしにで直接電源を取るタイプの方が使い勝手が良いです。
さて、この Bluetooth レシーバーが使えればこれが一番良い方法なのですが、車によってはつかえない場合もあります。実際にあなたの車で利用できるのかどうかの確認方法から、使えない場合の代替案までをこの記事で紹介していきます。
1. Bluetooth ミュージック レシーバー (オーディオ アダプタ)
Bluetooth ミュージック レシーバーを使えば、携帯にコードをつなぐ必要がなく、すべてをワイアレスで操作ができます。 (オーディオ レシーバーやトランスミッターと呼ばれたりもしますが、これ以降、商品名以外はすべてレシーバーで統一します。)
Bluetooth レシーバーが一番おすすめの方法なので、まずはあなたの車でこれが使えるかどうかを確認しましょう。
Bluetooth レシーバーを使えるかどうか、車を確認しよう
Bluetooth レシーバーを使うためには、現在使用しているカーナビ (カーオーディオ) にステレオミニプラグの差込口が搭載されている必要があります。あとは、Bluetooth レシーバーの電源を取るための USB の差込口かシガーソケットも必要です。
ほとんどの場合、カーナビ (カーオーディオ) に AUX や Phone-In という文字が書いてあり、イヤホンが刺せる差込口があるはずです。純正のカーナビの場合には社内の別の場所にあるかもしれません。
僕が乗っているプリウスだとコンソールボックス (運転席と助手席の間の小物入れ) の中にあります。AUX って書いてあるのがステレオミニプラグの差込口で、12V/120W って書いてあるのがシガーソケットです。
Bluetooth 非対応のカーナビ (カーオーディオ) でもほとんどの車はこの差込口が搭載されていると思いますが、この差込口がどこもない場合には Bluetooth レシーバーは使えません。
差込口がない場合には、この後紹介する「2. FM トランスミッター」の方法で接続するか外部スピーカーを利用するしかありません。
差込口がある場合には、この Bluetooth レシーバーを使う方法が一番性能面でも優秀です。
おすすめの Bluetooth レシーバー
ステレオミニプラグの差込口とシガーソケット (もしくは USB の差込口) が車にあれば、Bluetooth レシーバーが使えます。
以前この記事では Belkin や Logicool や古い Aukey のブルートゥース レシーバーを紹介していましたが、ここで紹介する Aukey BR-C8 はそのどれもを上回る機能で、価格も安く販売されています。
また、その後一見 Aukey BR-C8 の後継バージョンに見える Aukey BR-C1 が販売されていますが、BR-C1 は後継バージョンではなく別物です。そもそも車用として作られていないので、BR-C8 の方がよかったです。 (BR-C1 との比較はこちらの記事)
これから買う人はこの AUKEY Bluetooth レシーバーで間違いないです。これに置き換えて数年たちますが、機能面でかなり満足しています。
AUKEY Bluetooth レシーバー 車載用 BR-C8 |
ちなみに、AUKEY BR-C8 Bluetooth レシーバーには以下が付属されてきます。
- Bluetooth レシーバー本体
- シガーソケット (USB 3口)
- 磁気ベース (これを張り付けたところに本体が取り外し可能になる)
- 取扱説明書
- 保証書 (2年)
本体の電源は USB になっているので、車やカーナビ (カーオーディオ) などに USB の差込口があればシガーソケットからとる必要はありませんが、この値段でシガーソケットもついてくるのはありがたいです。
Bluetooth レシーバーの接続方法
それでは実際の接続方法を紹介します。どの bluetooth レシーバーも基本的な接続方法は同じですが、車につなぐところから細かく見ていきましょう。
はじめて使う時に一度だけ IPhone をペアリングする必要があるので、そのやり方を紹介します。
- 本体を接続する
本体の USB (電源) とステレオミニプラグをさします。物理的な接続はこれだけ完了です。付属のシガーソケットには USB の差込口が 3 口ついているので、僕は本体と IPhone の充電ケーブルをつなぎっぱなしにしています。 - 車のカーオーディオを AUX に設定します。
僕の車 (ちょっと古いプリウス) の場合、[オーディオ] を押してから、画面下の AUX を押します。ステレオミニプラグを AUX の差込口に刺すと AUX が選択できるようになります。 - IPhone の設定画面から Bluetooth を開きます。
-
Bluetooth がオンになっていることを確認し、一覧の中に出てくる Auckey BR-C8 を選択。
- 以上で接続完了です。
後は IPhone を普通に操作するだけで、車のスピーカーにすべての音が出ます。
ペアリング情報は携帯に保持されているので、一度接続してしまえば毎回ペアリングをするは必要はなく、自動的に再接続されます。
以上、接続方法についてです。次は、使い勝手を検証してみたので、それを紹介します。
使い勝手の検証
性能をみるのに色々と試してみました。参考になると思うので、試したことを紹介していきます。
- 音声と画像のズレ
実際に車の中で YouTube を流して映像と音を比べましたが、ズレはまったくありません。
以前使っていた Logicool のブルートゥース レシーバーはすごく集中してみると微妙にずれはありましたが、AUKEY は Bluetooth 4.0 を採用しているからか、音声と画像のずれは意識して見てもわかりません。 - 複数端末を車に同時に接続できる
AUKEY ブルートゥース レシーバーは 2 台まで同時にペアリングができます。これがどういう意味かわからなかったので検証してみました。
IPhone 2 台をペアリングすると、これまでのブルートゥース レシーバーでは、後からペアリングした方のみが接続されて、最初に接続した方が切断されていました。
これが、AUKEY ブルートゥース レシーバーだと 2 台とも "接続済み” の状態になります。
ただし、音は先に流した方のみが流れます。1 台目で音楽を再生している間は 2 台目の音は流れません。(再生はされてるけど音が出ていない状態) この状態で 1 台目の接続を切ったり、音楽をポーズすると、2 台目の音楽に自動的に切り替わります。
つまり、2 台のうち使える音があればそれを使い、両方が音を出している場合には先勝ちになります。
この機能はあまり使う場面はないかもしれませんが、普段から複数端末を使っている人はペアリングを気にせず使えるので便利かもしれません。 - 車のエンジンを一時的に切った場合
音楽をかけた状態でエンジンを切ります。車のエンジンを切ると AUKEY bluetooth レシーバーの電源が切れます。これにより、IPhone の音楽は自動的にポーズ状態になります。
ここで、エンジンをかけます。車と IPhone は自動的に接続されますが、音楽はポーズされた状態のままです。
もちろん IPhone を操作して直接再生を押しても問題ありませんが、レシーバー本体の通話ボタンが再生ボタンになっているので、携帯をわざわざ出さなくても通話ボタンを押せばそのまま再生できます。 - 電話がかかってきた場合
AUKEY Bluetooth レシーバーの本体にマイクが搭載されているので、そのままハンズフリーで通話をすることもできます。ハンズフリーになるかどうかは電話の取り方で変わります。
レシーバー本体の通話ボタンで電話に出るとハンズフリーになり、相手の声も車のスピーカーから聞こえてきます。レシーバー本体の通話ボタンではなく IPhone を直接操作して電話に出ると、スピーカーから声は流れず、普通に IPhone で通話をする形になります。
電話がかかってくるとかけていた音楽はポーズされた状態になります。そのまま電話を切った後、ボタンをもう一度押せば音楽がまたすぐに流れはじめます。 - 古い IPhone でも使えるのか?
Bluetooth 対応であれば使えます。少なくても IPhone 5s は問題ありませんでした。また家にあった一番古い Android (Galaxy S3) も問題なくつながったので、今あるスマホなら大丈夫だと思います。
以上検証結果でした。かなり優秀です。
補足:他の Bluetooth レシーバーと比べて AUKEY BR-C8 はどこが優秀なの?
実際にこれまでに以下の Bluetooth レシーバーを試しましたが、 BR-C8 が一番優秀でした。3 年近く使っていますが、まったく問題ありません。
- Logicool ロジクール Bluetooth ミュージック レシーバー
- Belkin ベルキン ブルートゥース トランスミッター
- AUKEY BR-C8 <<< これが良い!
- AUKEY BR-C1
AUKEY BR-C8 は他の商品と違い、Amazon や楽天の商品名にきっちりと「車載用」と記載されています。製造元の AUKEY のサイトでもちゃんと「カーオーディオ」と記載されているだけあって、車での利用に適しています。
まず電源が家庭用の 100V ではなく USB というのがポイント。車で使うためのシガーソケットもついてくる。さらに、バッテリが搭載されていないということが重要。
車から直接電源を取るので、エンジンを切ったらちゃんと電源が落ちる。エンジンを付けたら勝手に電源が入る。← これ大事。
もう一つ大事なポイントが本体がリモコンになっているという事。電話に出たり切ったりはもちろん、音楽のスキップもできます。車に乗っている間は携帯の画面が操作できないので、リモコン機能は結構大事になります。
価格面では 3699 円。 4000円未満で車が Bluetooth 対応になると考えると全然安い価格です。
最後が性能面。音を飛ばすということについては全く問題ないです。音飛びもないし、集中して見ても動画のズレがないほど。
以上が Bluetooth レシーバーについてです。ここからは Bluetooth レシーバー以外に車で音楽を流す方法のメリット、デメリットも見ていきましょう。
2. FM トランスミッター
車のカーオーディオにステレオミニプラグの差込口がない場合には、 携帯の音楽を FM ラジオの電波に乗せて車のスピーカーから流すことができます。具体的には以下のような物を車のシガーソケットに指し、これが携帯とカーオーディオを中継してくれます。
JAPAN AVE. FMトランスミッター |
FM トランスミッターの仕組み
以下の二つに分けて音楽の情報が流れていきます。
- 携帯から FM トランスミッターに情報を送る
- FM トランスミッターが受けとった情報をラジオの電波として車に転送する
「1. 携帯からFM トランスミッターに情報を送る」には、携帯と FM トランスミッターを bluetooth で接続する方法か、有線で接続する二つの方法があります。有線の利点は IPhone 以外にも、イヤホンが挿せるものならなんでも接続できるということぐらいです。
携帯から FM トランスミッターに飛ばした音は、今度は FM トランスミッターから車のカーオーディオのラジオに転送されます。こうすることで普通にラジオを聞く感じで、携帯の音を聞くことができます。
FM トランスミッターのメリットとデメリット
最初に紹介した Bluetooth のオーディオ アダプターと比べると、使う利点は 2 つあります。
- ステレオミニプラグの差込口がなくても使える
- Bluetooth レシーバーより安い (今では Bluetooth レシーバーの値段も下がってもきて、価格的な利点もなくりました)
ステレオミニプラグが車になければこれを使うしかありません。(さすがにラジオが車に搭載されていないという事はないはず。)
ただし、Bluetooth レシーバーと比べると音がかなり悪くなるという大きな欠点があります。せっかく最近の携帯はいい音を流せるようになっているのに、ラジオの電波に乗せて音を車に渡すので、音が飛んだり、雑音が入ってしまうのはどうしようもありません。
個人的な意見としては、FM トランスミッターを利用するという選択肢は今はもうないと思います。
車にステレオミニプラグの差込口がない場合でも、FM トランスミッターを使うより、「4. カーオーディオを使わない方法」で紹介する USB で充電できる小型の外付けの小さいスピーカーを車に置いた方が圧倒的良い音で音楽が聴けます。
3. 有線接続
最後が物理的に接続する方法です。車にステレオミニプラグの差込口がある場合には、以下のケーブルでカーオーディオと携帯を接続すれば、音楽を流せます。
エレコム オーディオケーブル AUX接続 ステレオミニ AV-352 |
今まで「ステレオミニプラグの差込口」という言い方をしていましたが、これステレオミニプラグのケーブルです。イヤホンと同じよく見る形のやつですね。値段は 500 円程で圧倒的に安いんですが、ケーブルが常時携帯からぶら下がることになります。
ちなみに話しはずれますが、この黒い線が音を読み取るところです。
ステレオ (右耳と左耳の音が流れる) は 2 本、モノラル (片耳だけ) は 1 本、携帯用 (右耳、左耳、音声) は 3 本の線が入っています。
4. カーオーディオを使わない方法
カーナビ(カーオーディオ) にこだわるがあまり、忘れている人もいるかもしれないので念のため。上でも少し記載しましたが、普通にポータブル スピーカーを車に持ち込む方法もあります。
頻繁に乗る車なら、車自体を bluetooth 対応にしておく方が便利だと思いますが、一時的に乗る車なら全然ありだと思います。
今では USB から電源が取れる小型のポータブル スピーカーもあるので、車の中でも充電可能です。
ただ、価格的に考えても、手間を考えても、使える場合にはここで紹介している bluetooth レシーバーを使った方が費用対効果が高いです。
Tronsmart Bluetooth スピーカー |
簡潔なまとめ
記事が長くなったので、最後に要点だけまとめます。
カーナビ(カーオーディア) にステレオミニプラグの差込口があれば、以下の AUKEY Bluetooth レシーバー BR-C8 がおすすめです。
AUKEY Bluetooth レシーバーだとブルートゥースで音楽も飛ばせて、ハンズフリーで通話もできます。丸い部分がリモコンになっていて、ここにマイクも入っています。
一番安いのが有線接続。ワイアレスの良さを一切無視していますが、ステレオミニプラグの差込口があればこれでも IPhone から音楽を流せます。
AUKEY Bluetooth レシーバー 車載用 BR-C8 |
エレコム オーディオケーブル AUX接続 ステレオミニ AV-352 |
カーオーディオにステレオミニプラグの差込口がなくて、シガーソケットがある場合には FM トランスミッターを使えます。ただし、音質に差がありすぎるので、個人的にはこれを使うぐらいなら USB で充電できる小型のポータブル スピーカーを置いた方がいいと思います。
ステレオミニプラグもない、シガーソケットもない、電源をとれるところもない、となるとポータブルスピーカーを家で充電して持ち歩くぐらいしか音楽を流す方法はありません。(IPhone のスピーカーで流すとか。。。)
JAPAN AVE. FMトランスミッター |
Tronsmart Bluetooth スピーカー |
最後に、僕が IPhone を使っているので携帯を IPhone と置き換えて書いてしまいましたが、もちろん Andriod や他の Bluetooth 機器も同じです。少なくても今回おすすめしている BR-C8 は古い Andriod でもつながりました。
以上、Bluetooth 非対応のカーナビ(カーオーディオ) に IPhone で音楽を流す方法でした。