ゆとぶ - 片上裕翔のブログ

片上裕翔 - 日本と海外を比べてみよう

メインのテーマは英語。日本(日本人)と海外(外国人)の違いや英語の勉強方法について、これまでの経験から感じた事を記事にしています。

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LGBT?LGBTQ?Qって何?日本人も知るべきの性の考え方

こんにちは、ゆとぶです。

海外だと当たり前のように知られている単語ですが、日本だと LGBT って聞いたことがない人も多いと思います。

最近ちょっと勉強してみたところ、実は僕も認識が甘かったことに気付きました。

これから日本でももっと耳にすることになる考え方なので、これを機にしっかりと理解しておきましょう。

 

LGBT って何?

そもそも LGBT って何か? LGBT は多種多様なセクシュアリティをあらわす単語です。以下の 4 つの単語の頭文字をとっています。

  • Lesbien (レズビアン) : 女性が恋愛対象の女性
  • Gay (ゲイ):男性が恋愛対象の男性
  • Bisexual (バイセクシャル) :女性も男性も恋愛対象の人
  • Transgender (トランスジェンダー) :体の性別と心の性別が一致しない状態の人

つまり、異性を好きになる以外にもさまざまな恋愛感情がある事を表す言葉ですf:id:YutoKatagami:20160624021849j:plain

LGBT をちゃんと理解する

最近だとオネエやゲイがテレビに出ていたり、ジェンダーレス男子という言葉が流行っていたり、日本でも多少受け入れられ始めている感じがします。

しかし、ほとんどの人がおそらく LGBT はちゃんと理解できていません

LGBT は恋愛対象だけではなく、心と体の性別についても表します。これから少し話が言葉だと説明しにくくなるので、これを図にします。

  • Lesbien (レズビアン) : 女性が恋愛対象の女性。
    f:id:YutoKatagami:20160624013502j:plain

  • Bisexual (バイセクシャル) :女性も男性も恋愛対象の人
    f:id:YutoKatagami:20160624013542j:plain

  • Gay (ゲイ):男性が恋愛対象の男性
    f:id:YutoKatagami:20160624013600j:plain

  • Transgender (トランスジェンダー) :体の性別と心の性別が一致しない状態の人
    これは体の性別と心の性別のことで恋愛対象とは関係ありません。
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では、体は男性、心は女性、恋愛対象は女性の人は異性愛者でしょうか?それとも体が男でも、心が女で恋愛対象も女なのでレズビアンでしょうか?

基本的に体の性別ではなく、心の性別で判断するので、この人はレズビアンになります。トランスジェンダーであり、レズビアンです。

これらをすべて組み合わせると、このような図になります。

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LGBT と LGBTQ って何が違うの?

LGBT は様々なセクシュアリティを表す言葉だといいましたが、この中に含まれていないセクシュアリティもいっぱいあります。

例えば、Asexual (アセクシュアル) は恋愛感情はあるけど、性的感情がない人を表します。Demisexual (デミセクシュアル)は強い絆が既にある人にだけ性的感情を感じる人。

概念的な言葉なので完璧なリストはありません。このサイトでは 11 程に分類していますが、このサイトだと 80 程が紹介されています。

大事なのは数ではなく、さまざまな考え方があるということ。最近ではこういった LGBT に含まれないものを LGBTQ の Q で表すようになりました。 

LGBTQ の Q は Question や Queer といった単語がもとになっているみたいですが、これを気にするとおそらく混乱します。LGBT に含まれないセクシュアリティが Q に含まれるという認識が今は一番近いと思います。

 

最後に

同性愛者もトランスジェンダーの人も身近にいますが、僕は LGBTQ の Q をちゃんと理解できていませんでした。正直思った以上に複雑に分類されていたことにびっくりしました。

個人的な意見としては LGBT でも十分意図は伝わるので、わざわざ単語に Q をくっつける必要があったのかどうかはまだ疑問に残るところです。これだけの数がすべての頭文字をとると LBIGTHQARW みたいになってしまう。

最近では世界中で LGBT が受け入れられるようになってきていますが、まだまだ受け入れていない人もいっぱいいます。そんな中、大事なのは単語の正確性ではなく、その考えを認識してもらうことだと僕は思います。

 

日本ではまだまだ受け入れられていないところが多い考え方ですが、グローバルの動きから想定すると、これから日本でももっと身近な言葉になると思います。

受け入れる、受け入れない、どう考えるかは自由ですが、どちらにしろ相手に特定の考えを押し付けず、お互いの考え方を理解できる国になればいいなとねがいます。