ゆとぶ - 片上裕翔のブログ

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片上裕翔 - 日本と海外を比べてみよう

メインのテーマは英語。日本(日本人)と海外(外国人)の違いや英語の勉強方法について、これまでの経験から感じた事を記事にしています。

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中国人観光客のマナーの悪さ。日本人もそうなっていたかも!?

テレビでよく中国人のマナーの悪さについて取り上げているのを見かけます。

中国人観光客のマナーの悪さについては、僕も納得です。日本にいる中国人を対象に、何度もあり得ないだろって思った事があります。でも、中国にいる中国人のマナーの悪さまでわざわざ報道したり、ちょっと過敏に反応しすぎな気がするときもあります。


さて、こういったメディアで取り上げられるマナーの悪い中国人は、これまでにいくつかの記事に書いてきた「相手の文化に合わせる」って事がまったくできていない人たちです。

それと同じ記事で、日本人もまた、相手の文化に合わせることがまだできていないという点についても紹介してきました。

日本も中国も相手の文化に合わせる事ができていないという点においては同じなのに、それでも日本人は海外で嫌われることがありません。

今回はこの理由について僕なりの意見を書いてみたいと思います。

 

中国の成長に中国人の成長が追い付いていない

今の中国人のマナーは確かに悪い。でもこうなった背景をちょっと考えてみましょう。

中国が日本の GDP を抜いたことが話題になっていたのは 2010 年です。最近ではまったくメディアで取り上げられることはありませんが、それ以降も中国の GDP は大幅に成長しています。

数字に疑惑があったり、偽りだと言われていたりしますが、重要なのは中国が経済的に発展したのがすごく最近だという事です。


経済的に先進国の一員になると、その国はグローバルから着目を浴びます。つまり、今までは中国ローカルですべてが閉じていたスタンダードがいきなりグローバル スタンダードと比較されるようになります。これにすごく苦しんでいるのが今の中国です。

国が短期間で経済的に大きく成長できても、人や習慣は簡単には変わりません。こういった状況で、その国のスタンダードとグローバル スタンダードがあまりにもかい離してしまっているのが今の中国だと僕は思います。

 

中国人もわざとマナーを悪くしているわけではない

中国人もわざとマナーを悪くしようとしているわけではありません。グローバルと比較するとすごく悪く見えますが、今まではあれば中国ではあれば普通でした。

言うならば、10 年前までは声が大きいことも、公共の場所にゴミを捨てることも、吸い殻を捨てることも全く指摘されなかったのが、最近いきなり周りから言われるようになったということです。

そして、中国は文化として「我さきに」という人が多い。これがすごく痛手になっていると思います。本来ならグローバルでうまくやっていけるところも、我先にという観点が強すぎて、相手から嫌がられてしまっています。

こういったマナーの悪い中国人の大半に、相手の国に合わせるという意思がまだ芽生えていないことが残念です。

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日本人の文化はグローバルに受け入れられやすい

日本も同様にグローバル スタンダートと比較されています。でも、日本人の「人に迷惑をかけない」という文化が、このマナーという観点においてはグローバル スタンダートが浸透していくためにはすごく適していたのだと思います。

でも、平均的に見ると、日本人のマナーって昔はそんなには良くなかったはずです。今でこそ日本人は裕福で教育が受けられることが当たり前ですが、戦後直後の日本はまったく違っていたとよく聞きます。

戦後直後では我さきにという姿勢の人が多かったと聞きます。仮にそういう時代い日本がグローバル化してしまっていたら、今の中国人と同じことを言われていたかもしれません。

そこから数年後、日本が発展していくなか、海外旅行ができるのなんてほんの一握りだという時代もありました。そのときの日本の評価は今よりも絶対に低かった。

よく日本人と中国人を比較する時に、あたかも日本人が別物のように話しているメディアがありますが、実際には日本人も日々成長した結果、今の状況があるのではないでしょうか?

 

今後の中国人の成長が楽しみ

当たり前のことですが、中国人にもマナーのいい人はいっぱいいます。ただ、目立つところでの割合として、マナーが悪い人が多すぎる。

僕の中国人の友達は、今の中国人に対しての評価が残念だと言いながらも、今の状況だとこの評価が妥当だと言っています。でも、こう話している友人のマナーは決して悪くありません。

 

たしかに中国人観光客が邪魔に感じる時はあります。確かにうるさい。それを許容する必要は一切ないと思います。日本にいる以上、間違えている事は間違えていると認識してもらう必要があります。

見出しでは中国人の成長がたのしみと書きましたが、僕は正直中国人観光客が世界的に愛されるように育つかどうかなんてどうでもいいと思ってます。日本に (僕に) 迷惑がかかがらないレベルでお金を落としていってくれればそれでいい。

 

中国の経済状況が今のまま行くと、いずれは人も変わってきます。このグローバル スタンダードと実際の人の意識のかい離もいずれはなくなっていきますが、これには 10 年や 20 年とすごく時間がかかります。

日本も小さなことをメディアで毎日取り上げて過敏に反応するのではなく、日本人に迷惑が掛からないところでやっている事に関しては「あいつらもまだまだだな」って上から目線で考えるぐらいがちょうどいいのではないでしょうか?