先日以下の記事で海外にしかないゲームについて紹介しましたが、高鬼や警泥など日本でしか聞いた事のない遊びもいっぱいあります。(以下の記事、小さくバズりました!読んでくれて、ありがとうございます!)
そんな日本のゲームを思い出しているときに気になったのがにらめっこです。
そういえばにらめっこって英語でなんて言うんだろ?と思って調べていると、「Staring Game」や「Staring Contest」に翻訳している記事が目立ちました。
たぶん Google 翻訳がこうやって伝えちゃってるので、みんなこれだと思い込んでいるんでしょうね。でも、これはちょっと違います。
完全に間違えていはいないんですが、少し違う風に伝わってしまいます。
日本語:にらめっこ ≒ 英語:Staring Contest
何か特定の言葉にあてはめないとダメなのであればにらめっこに一番近い言葉は確かに Staring Contest です。
でも、外国人が Staring Contest と聞いて、一番最初に思い描くのは、日本人のにらめっこと少し違います。
Staring Contest は瞬きをしないゲーム
日本のにらめっこはお互いの顔を見て笑ったら負けというゲームですが、海外で Staring Contest というと、どれだけ瞬きをせずにいられるかを競い合うゲームを思い浮かべます。
日本でもお互い瞬きをしないゲームをしたことがあると思いますが、逆にこっちには名前がないんですよね。強いて言うなら「瞬きをしないゲーム」とか「瞬きをしたら負けゲーム」って感じで言っていると思います。
これと同じです。海外には Staring Game (瞬きをしないゲーム) に名前はありますが、日本のにらめっこみたいに笑わないゲームには名前がありません。 みんなやったことがあるけど、ちゃんとした名前はありません。
外国人と Staring Game をしたらどうなるか
日本人がにらめっこを外国人としようと誘うときに Staring game という単語を使ってしまったとしても、ある程度は会話がつながるからおもしろいですよね。
でも、いざゲームが始まると、日本人は意識をしていないので即瞬きをして負けます。そこで初めてお互いの認識が違うってことを理解するんでしょうね。
というか、これだけ間違えた翻訳がされているのにまだ気づいている人が少ないってことは、日本人がどれだけリアルで外国人と会話をしていないのかを表しているのではないか?って思ってしまいます。
(話がにらめっこからずれてきたので、元の話に戻します)
Youtube で検索するとわかりやすい
その証拠というわけではありませんが、You Tube で Staring Game と検索すると以下のような瞬きをしないゲームが出てきます。
逆に、にらめっこのようなゲームを検索したい場合には、staring game に laugh などのキーワードを追加しないとヒットしません。
全然話は変わりますが、上の動画の子すごく長い間瞬きをしないんですが、それ以上に気になることが。
タイトルは "Japanese Girl" になっていますが、この女の子が日本人じゃない気がしませんか?お化粧で雰囲気が変わるし、外国で育った日本人も若干見た目が違ったりするのも事実なので、言い切れませんが。。
外国人が日本人、中国人、韓国人の見分けができないのに、日本人だと何となくわかるのって不思議ですよね。
(話がまたにらめっこからずれてきたので、元の話に戻します)
日本語:xx とにらめっこ = 英語:Stare at xx
遊びのにらめっこを Staring Contest と訳すと少し意味が変わってしまいますが、「教科書とにらめっこして目が疲れた」という言い方をする場合のにらめっこは Stare で問題ありません。
以上のとおり、「xx とにらめっこをして目が疲れる」などの言い方の場合には 「my eyes are dry from staring at xx」という風に にらめっこ = stare で間違いありません。
しかし、笑うと負けのにらめっこゲームは staring game と訳すのは間違えています。相手には瞬きをしたら負けゲームと伝わるのでご注意を。