ゆとぶ - 片上裕翔のブログ

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片上裕翔 - 日本と海外を比べてみよう

メインのテーマは英語。日本(日本人)と海外(外国人)の違いや英語の勉強方法について、これまでの経験から感じた事を記事にしています。

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下っ端の方が落ち着く。日本人の独特な文化が外国人と働くには危険

こんにちは、ゆとぶです。

前回は外国人から見た日本人をテーマに書きましたが、今回は日本人(僕)から見た日本人という人種について書きたいと思います。それもネガティブな方です。

今回取り上げるのは、日本人がすごく下っ端気質だと思う事。外国人と働く上ですごくマイナスになる部分ですし、つくづく日本人がトップには立てない人種に感じてしまうことがよくあります。

先に言っておきますが、僕は日本人が大好きです。日本が好きだからあえて海外での生活をせずに、日本での生活を選びました。いい面を理解したうえで書いているので、怒らないでくださいね。。

 

年上の言う事は絶対

日本では年を重ねれば重ねるほどえらくなるって考え方が根付いています。これのいい面が「お年寄りは大事に」とか思いやりを持つところにつながっているのだと思います。

学生生活では「先輩・後輩」があり、一つでも年上の人の方が実質権力を持っているような仕組みがあります。よく漫画とかにもある一年早く生まれたからってそんなにえらいのかよ!ってセリフがまさにこれですね。

社会に出てもこれが続きます。社長が言うことを部長が聞いて、部長が言うことを課長が聞いて、課長が言うことを平社員が聞く。文句があっても従う。日本は文化的に「年上の言うことは黙って聞く」ってことが習慣づいています。言えないだけならまだしも、直接正しい反論をした人が痛い目を見る場合もあります。

実はこの制度って軍隊で用いられる制度なんです。上官の言う事は絶対。考えるな、従え。ボスの言う事には疑問を持つな。こうやってトップダウンに命令を落とし、確実に実行するためにはすごく効果的な公式です。

外国人からするとこれほど使いやすい部下はいません。文句を(直接には)言わない、それでも仕事は頑張る。僕なら多少横暴なことをやりたい場合ほど、日本人を部下に付けます。

海外ではどうか

海外では子育てをするときから子供に考えされることを優先します。「悪いことはしたらダメ」ということより「悪いことはなぜしたらダメなのか」を伝える事に力を入れます。(もちろん子育ての仕方はその家庭によって違います)

なので海外の子供は親であっても納得できない事は納得できないと反論します。親は親でなぜそれが正しいのかを説明します。反論は決して悪い事ではありません。こうやって自分の考えを主張しながら、正しいことがなぜ正しいのかを覚えていきます。

学生生活ではディベートと呼ばれ、あえてお互いの立場を言い合う授業があります。さらには自分とは正反対の立場に立たされて、その立場で話をする場面もあります。これが自分以外の人の考え方を理解し、それを主張する能力につながります。後は人の前に立って、プレゼンをする機会も年に数回はあります。

社会に出ると、海外は日本以上にトップダウン気質は激しいです。上の言う事は絶対。ただし、言われたからやるのではなく、なぜそれをやらないとだめなのかをしっかりと説明されます。納得ができない場合にはマネージャーに話に行って、さらに説明をしてもらいます。

部下を納得させられる上司は優秀ですし、納得させられない上司はいずれいなくなります。逆に自分がマイナーな考え方で、会社の考え方に納得できないのではあれば、自分が次の仕事を探す事になります。

最終的には従うという結果が同じですが、正しくないことをやろうとすると突っ込まれるので、黙って言うことを聞けって人が上司になるとかなり苦労をすることになります。

 

年功序列制度

ある意味先ほどの例と似ていますが、日本では永年雇用という考え方がまだあります。一度就職をするとその会社にずっと尽くす。長く尽くした見返りとして、どんどん昇進できる。結果、実力もない人でも上に立つことができる。平社員からすると、実力がない上司でも、年も権力も上。結果従うしかない。

実力がない人でも長く務める事により昇進することができるというのはある意味夢があるかもしれません。でも、これが負のループの始まりのような気がしてしょうがない。

会社も実際には儲けが必要です。社員への給料は会社からすると実際に大きなコストの一つです。これを意識していない人がかなり多い。そんななか「会社に来る事に意味がある」って言いながら、会社の売り上げになにも貢献していない人が当たり前のように仕事ができてしまう。

これでは会社は幸せにはなれない。部下も幸せになれない。

海外は成果主義が多い

海外では成果主義に考えるところが多いです。成果を出せば出すだけ認められる。その結果、上司が年下という事も当たり前にあり得ます。

成果を図るための指標が必ず設けられます。この指標に対してどういう結果を出すかがポイントにあります。

悪いところを言うと、みんな実際には会社の売り上げより自分の成果に集中してしまいます。例えばあなたには「商品 A の売り上げを 150% 向上」という目標が掲げられます。しかし、隣の人は「商品 B の売り上げを 150% 向上」という目標を持っています。商品 A も商品 B もどちらも同じマーケットです。こうなった場合、会社としては本来協力をして商品 A と商品 B の売り上げを増やしたほしいところですが、実際には商品 B の売り上げが下がったとしても商品 A を売ることが大事になります。こうならないようにゴール設定をすることが会社にとって大事になってきます。

ですが、商品 A でも商品 B でも売り上げがあがると会社の収益が増えます。さらにこの場合、みんなはっきりと自分の為に働いています。「会社のため」とかうわべの理想を語る必要もなく、会社が人を雇うのにふさわしい場所であるべきと考えます。

このシステムだと、確かに離職率は激しくなりますが、会社はいい人の確保の為にがんばり、いい人はいい会社で働けるようにがんばります。これって会社としてはすごく健全な状態だと思えます。f:id:YutoKatagami:20160521182436j:plain

海外の企業とはたらくと日本人はどうなるのか⇐(メイントピック!!)

前置きが長くなりましたが、やっと本題です。

最近グローバル化が進んでいて、海外企業に日本大手企業が買収されるニュースをよく見ます。東京のマンションの多くも外国人に買われています。こうなると多くの企業では、今までは当たり前だった以下のようなところがこれからは徐々にかわってきます。

  • 周りにはほとんど日本人、多国籍文化って何?って状態。
  • 日本語が話せれば、何一つ会話に不自由がない
  • 日本独特の文化をみんなが理解して、重んじている。
  • ここ数十年、いたって平和。戦争は他人事
  • 他宗教を知らない。興味がない。

では、これらが変わってきたところで働こうとすると日本人はどうなるのでしょうか?

長いものに巻かれろではないですが、会社の文化がかわると社員も変わらざるを得なくなります。もちろん実力がある人はこういう会社でも上にのし上がっていくことができますが、多くの日本人には下っ端の方が似合います。むしろ上だと居心地が悪くて、下っ端の方がやっていきやすいと思います。

これまでの話をベースにいくつか例を挙げていきます。

1. 言われることをやっていればいいが通用しない
ここまでに「年上の言う事は絶対」や「年功序列」について書きましたが、日本人の多くは自分で考えるのではなく、言われたことをやる事に長けています。ある意味、そうすることで責任が自分に来ないからでもあります。

グローバル化していく企業の中では、これほど下っ端にふさわしい属性ってありません。


2. 実力がなくて上になるとクビになる
今までは年功序列的に上が上がっていた人も、部下が外国人になり、説明責任ができると苦痛になります。会社としても、成果主義になった以上、費用対効果を求められます。実力がない(効果が薄い)のに上に立っている(費用が高い)人が会社に残るのが厳しくなってきます。

逆の考え方で、上に上がってクビになるぐらいなら下に残ることを選ぶ人が出てきます。


3. 英語必須
日本はすごくレアな国です。周りに日本人ばかり、日本語が話せれば何一つ不自由しない。しかし、日本語が通じない相手と仕事をするとなると英語が必須になります。伝えたいことが伝わらないと仕事になりません。上に上がれば上がるほど人と話すことが多くなります。英語しか人を説得する必要があります。

この時点で英語を勉強するのではなく、上がることをあきらめてしまう方を選ぶ人が出てきます。ただ、日本人は勤勉です。正直英語は本当に必要になればみんな話せるようになります。日本の教育システムも見直されたりすると思うので、これはあまり心配ないと思っています。


4. 日本人のあたりまえが通用しなくなる
日本人のあたりまえが、多国籍になると通用しなくなります。

例えば、日本ではお客様は神様の考えが根付いています。お客様から現実的に無理だということを依頼されました。それでも日本人はすぐにはノーとは言いません。「一度持ち帰って検討します」と答えて、後日「やっぱり無理でした」という方法を選びます。こうすることで関係ができ、次の仕事につながります。

しかし、多国籍が当たり前になり、成果主義になるとこれは許されません。何無駄な事やってんの?ノーはノーと早く伝えてもっと効率的に仕事をしなさい。ってなります。

特に日本はお互いの関係をすごく尊重します。悪く言うとコネが大事です。海外にもコネはもちろんありますが、日本の方が濃いと感じます。そんな中、グローバル化が進むとコネを取りたい相手に日本の常識が通用しません。伝えにくい英語でこの文化を貫き通すのは至難の業かもしれません。

 

まとめ

長くなったのでまとめます。日本人はすごく下っ端向きだと感じる理由は

  • 上の言う事は文句を言わない (すくなくても直接本人には言わない)
  • 納得していなくても実行する
  • 文句を言いながらも仕事はきっちりとこなす
  • 自分で考えるより言われたことをやる場面が多い
  • いい争わない。ノーをノーと言わない
  • 多国籍文化に慣れていない

極端な話、ブラックすれすれの仕事をする場合には、僕は日本人の部下を探します。