ゆとぶ - 片上裕翔のブログ

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片上裕翔 - 日本と海外を比べてみよう

メインのテーマは英語。日本(日本人)と海外(外国人)の違いや英語の勉強方法について、これまでの経験から感じた事を記事にしています。

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日本で起きた外国人とのトラブル。友人の神対応

海外(外国人)と日本(日本人)の違い

こんにちは、ゆとぶです。

今回は僕が経験した、日本でおきた外国人とのトラブルについてを書きたいと思います。個人的にはあまり経験のない衝撃的な出来事だったんですが、友人 (日本生まれ日本育ち) の行動がすごいなって感心したことを覚えています。

 

日本人が外国人の子供を叱ったら殴られた

見出しがネタバレになってしまっていますが、詳細についてお伝えする前にまずはその出来事について、どう思うか読んでみてください。(まだ相手が外国人だということを知らない前提で読んでもらえるとうれしいです)

 

友人とスーパーで買い物をしていると、ある子供が並んでいる品物を投げていました。手前の棚にある品物 (おかしの箱) を文字通り反対側の棚にある品物にぶつけて落として遊んでいます。これを目撃した友人は、一度目は見ないふりをしますが、何度もやっているのでさすがに注意をします。

決して怒鳴ったわけではなく、普通に話す感じ注意をしていると、突然その親に後ろからつかまれ、その親の友達に軽く殴られるという大事件になります。

そこから警察が駆けつけ、スーパーのカメラにもその状況が映っていたようで、そのまま近くの警察署に行くことになります。その親子と友達はパトカーで連行され、僕と友人は自分の車でパトカーの後ろをついていきました。

 

さて、この出来事、普通に考えるとどう考えても悪いのは僕の友人ではなく、その子供といきなり襲いかかってきたその親と友達。ですが、当人たちは全くわるいと思っていません。

その理由はメキシコ人だからです。

メキシコの子供の育て方

結論からお伝えすると最終的にはこの人たちと和解しました。その後、この人たちから色々と話が聞けたんですが、メキシコでは子供を叱る習慣がないようです。子供は大切なものとして見られ、自由に育てられる。何よりも楽しむ事が優先されるとの事。

この人たちはまだ日本に来て間もなかったみたいで、そういう習慣しか知らなかったため、僕の友人が自分の子供を叱っている事が許せなかったとの事。さらに、本人たちがパトカーで連行されのに、僕と友人は自分の車で移動したことを人種差別だと最初の方は訴えていました。


普通にこれだけを聞くと「はぁ?」って思うかもしれません。僕もそう思いました。でも、一瞬だけ相手側の立場で考えてみてください。

例えば自分が他の国に行って、自分の服を何も言われずに持っていかれたら誰でも怒ります。でも、怒った後でその服を持って行った人に「この国では服はみんなで共有するものだから、怒る方がおかしい」って言われたらどう思いますか?最初は受け入れられません。まさにこの状態でした。

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日本生まれ日本育ちの友人の行動がすごかった

警察に行ったあと、しばらくは修羅場です。その警察署に日本語がそれなりに話せるメキシコ人が駆けつけたので、色々ともどかしい話し合いがその人を経由して続きます。(言葉はわからないのに、相手の言っている事がある程度理解できるのがまた不思議でしたが、これはまた別の機会でお話しします)

 

この出来事が最終的に和解したと書きましたが、これが和解できた理由は僕の友人が相手とひたすら話し合う事にしたからです。

まず相手側にその考え方が日本では通用しないことを教える。日本人の子育ての考え方を伝える。日本にいる以上、日本のルールに従わないと痛めを見るのが当人たちであることを理解させる。かなりがんばって話し合いました。

 

その時、僕はそんなことをする義理がないと考えていました。加害者側に対して説明してあげる必要もないし、何なら警察経由で問題にして、国から追放されようが知ったことではないと思っていました。

むしろ、相手に対してやさしさを見せる友人にすら正直ちょっとイラつきを感じていました。でも、友人はこのままこの人たちが日本を勘違いしたままだと日本でやっていけないということでひたすら話し合います。

 

こういった話し合いはもちろんこの日だけでは終わりませんでしたが、相手にも日本を理解しようという意思があったため、この出来事をきっかけに、その後それなりに会うことがありました。友人という関係にまではいかなかったものの、知り合いというレベルでの付き合いが続きます。

この人達は結局この後 1 年ぐらいして、自分の国へ帰って行きましたが、最終的にはすごく感謝されました。また、日本に残る家族や、これから日本に来る予定の家族にもしっかりとそのことを教えていました。

 

僕が教えられたこと

この出来事で色々と教えられました。

  • 相手の文化を知ることがどれだけ重要なのか (ゲストという立場だと特に)
  • 叩き合うのではなく、話し合いの機会を作ることで和解の可能性があること
  • お互いの言い分を聞くだけじゃなくて理解することの重要性

普通、他の国に行くとその国のことを一から教えてもらえる他人と出会える事なんて滅多にありません。ましてや殴りかかった人が教えてくれるなんてまずありえません。友人の行動がどれだけ希少かって事は理解してほしいです。

さらに友人は僕以上に相手の文化を理解しようとしました。僕が「ここは日本だからそんなこと知るか」って思っているときに、友人は「そういう考え方の国から来たから、こういう行動になったのか」という風にとらえていました。


僕は加害者に対して歩み寄る気は全くなく、叩き潰す気でいました。しかし、友人は話し合い、相手に日本を理解させることを選びました。その後友人と話していたところ、正確には最初に相手が日本を理解する意思のある人たちかを探っていたみたいです。

友人いわく、あいつらは最終的に話を聞くと思ったから話し合うことにしたとのこと。それで話も聞かないようなバカなら自分がとことんやってたって言ってました。「とことんやる」を突き詰めませんでしたが、僕はその言葉がこわかった。(笑)


でも、あそこでお互いたたき合っていたら、僕たちはメキシコ人の子育ての仕方について疑問しか残りませんし、相手側も日本があり得ないってなっていたと思います。

最終的にお互いがお互いのことを理解できる、一番難しくてめんどくさい方法を選べた友人には感心しました。

 

人間誰であっても (相手のことを理解しようとする意志があれば) 一緒にやっていけます。僕も頭ではわかっていたつもりでしたが、被害者の立場になったときにこれを思い出すことがどれだけ難しいかを身をもって経験する出来事でした。